男の子は働かない。 - ユニセフの報告書、だそうだ

BBCのニュースを見ていると、ユニセフの報告書によれば少女が少年に比べて40%も多く無賃金労働をさせられている、とのこと。世界的に。この場合の少女の定義は10歳から14歳らしい。無賃金でというのは、つまりは家事労働。料理や掃除といった日本でも想像しやすい家事から、子守や介護といった最近の日本ではあまり子どもにやらせない労働、さらには水汲みや薪集めといった、かなり世代を遡らないとピンとこないような労働まで含め、世界的には女子のほうがよく働いている、そうだ。

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で、もちろんこれは性差別問題であるわけだけれど、「女の子を家庭労働から解放しよう」という話に向かうのは、ちょっとちがうような気がしてきた。それは経済成長を続けていた時代の価値観。いろんな暮らしがいろんなところであっていい。そう思ったら、これは単純に不公平の話。つまり、「男ももっと働けよ」と。

子どものうちに家事をやらんから、大人になっても家事分担ができない男ができる。そう思えば、問題の本質は、「どうやって女の子を解放するか」じゃなくて、「どうやって男の子を働かせるか」になるはず。家事ができないと、大人になってからつまらない人生を送ることになるよ。そう若い子どもたちに伝えていかなきゃね。

 

あ、これはあくまで、

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この記事みたいな奴隷労働の話じゃないから。家事労働。これって、「労働」というより生きることそのものだと思う。そこを楽しめなければ、人生じゃないよって話。強制労働は、いつかこの世からなくなってほしい。この日本でもまだまだ消えないのだけれど。