シアワセの容相

あしたはこっちだ

アメリカ大統領選挙への野次馬的感想

(11月9日12時30分)
大統領が今日決まらない可能性 - 投票日から2週間後までもつれた16年前が再びか?

正直、ここまでトランプが引っ張るとは思わなかった。日本時間11月9日12時半の時点で、トランプがリード。そして、勝敗を分けるフロリダ州は49%対48%と報じられている。

またフロリダか!

縺れにもつれた2000年のゴア対ブッシュの大統領選挙で、最後まで紛糾したのがフロリダ州。再集計が行われ、さらに異議申し立てとかもあって、最終的に数百票の差で決着するまでおよそ2週間がかかった。

フロリダ州の法律では、開票結果が0.5%未満の票差の場合、自動的に再集計プロセスが始まるとのこと。

Chapter 102 Section 141 - 2012 Florida Statutes - The Florida Senate

今回の選挙も、また再集計にもつれこむ可能性が高い。もちろんそれ以外の州でトランプがこのまま圧勝を続ければ影響はないのだけれど、西部の諸州でヒラリーが勝てば、またフロリダの再集計待ちにもつれ込む可能性がある。

なんとも異様な風景が続いている。

 

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(13時)
フロリダ再集計はなし

結局、票差は1%以上開いたようなので(1.4%差)、再集計はなさそう。焦点は他の州に移っている。

www.nytimes.com

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(13時30分)
例の元CIA職員

ユタ州で「ひょっとしたらトランプを食うんじゃないか」と言われていたEvan McMullin候補泡沫候補とはいえない善戦をしたけれど、やはりトランプにははるか及ばず。概略の数字で、およそ半分強の票をトランプが獲得し、残りをMcMullinとヒラリーが折半した格好。McMullinの強い地域ではトランプがもっと強い、という結果だから、選挙結果への影響は結局はなかったようだ。

www.npr.org

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(14時)
未だに南北戦争

今回の選挙ではトランプが中西部から南部にかけての諸州で圧倒的な票差で勝ちを得た。ヒラリーが強かったのは、東部と西海岸だけ。で、これって、南北戦争のときの色分けとよく似ている。

https://kotobank.jp/image/dictionary/nipponica/media/81306024010554.jpg

準州とかは除けば、南北戦争で北部側についた諸州のうち、今回ヒラリーはカンサス、インディアナオハイオあたりを落としたことになる。そういう観点から見れば、トランプがとったものの、テキサスでのヒラリーの善戦は意外かもしれない。

南北戦争は、工業化の進んだ北部と、農業中心の南部の経済的なちがいが原因だったという話もある。そういう意味では、アメリカはいまも南北戦争をやっているのかもしれない。

(参考)

www.dailykos.com

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(14時30分)
結局はウィスコンシン

どうやら、ウィスコンシンをとった候補が勝つようだ。現時点でトランプが圧倒的優勢だが、未開票の都市部がヒラリーの票田なので、まだひっくり返る可能性はある。さて、どうなんだ?

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(15時30分)
都市部と田舎と

ほぼ形勢は決まったようだ。

今回、ネットで詳しい分析が見えて、改めてアメリカという国の分断を見た気がした。それは、都市部と田舎の完全な意識の分離だ。田舎はトランプ、都市部はヒラリーというのがはっきりした。人口でいえば都市部が圧倒的に多いので勝負はほぼ拮抗したが、国土全体で見たらトランプ派が圧倒している。

日本でも都会と田舎では世間の常識がちがうが、ここまでではない。それは、都市人口を生み出した母体が田舎であることがはっきりしているからだ。都市と田舎は、分断されつつもつながっている。アメリカではそうではない。

都市を支える田舎の人々が、「なんでオレらがあいつらのために働かなあかんねん」と反乱を起こしたと考えれば、少しは理解できるのかな? このよく理解できない選挙が。

 

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あ、ペンシルベニアがひっくり返った。これで決まりやな。

 

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(11月11日追記)

まだこんなこと言ってるメディアがある。

www.newsweekjapan.jp

そりゃそうかもしれないし、私だってトランプ当選の悪夢が本当に夢ならいいとは思う。けれど、もしもここでひっくりがえるようなことがあったら、混乱どころじゃないだろう。陰謀論とかが噴出して、まともな政治はできなくなる。さすがにそれは、ないと思う。