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シアワセの容相

あしたはこっちだ

マッチの灯は消えるのか? ─ この秋は、神戸らんぷミュージアムへ行こう

社会とか、文化とか

日本国内のマッチ産業が風前の灯という記事があった。

www.kobe-np.co.jp

国内製造4社のうちの大手1社が撤退ということ。たまたまウチの引き出しを見たら、2種類のマッチがあった。いずれも兼松日産農林株式会社製。この会社が淡路島にある工場を閉鎖するらしい。

かつて日本は世界でも有数のマッチ生産国であり、その大半は兵庫県内の工場で製造されていたそうだ。いわば兵庫の地場産業。その背景としては神戸港からの輸出が便利なことと、印刷技術が高いことがあったようだ。マッチは、マッチ本体の製造だけでなく、パッケージデザインが重要。というのも、20世紀にはマッチは宣伝用資材であり、飲食業を中心とした多くの店舗で無償で配布されていた。喫茶店なんかで「マッチ、もらってくよ」というやりとりが日常的に行われていたわけだ(そういえば喫茶店も見なくなった)。店のネーム入りのマッチ、ちょっとデザインが印象に残るマッチは重要で、そういうものを世界に供給できるのはハイカラな神戸であったわけだ。

というような聞きかじりの知識を披露できるのも、息子が小学生のころに神戸らんぷミュージアムを訪れたことがあったからだ。ここは、名前の通りランプのコレクションが充実しているのだが、実際には照明器具をはじめとする日常の中での「火」がテーマであり、その一環としてマッチに関する展示コーナーがあった。ここがなかなか見応えがあって、マッチの歴史について教えてくれる。もうだいぶ前に見たままだから、記憶もだいぶ怪しい。上記のウンチクも、その記憶が頼りだから、ウソが混じっているかもしれない。

この神戸らんぷミュージアム、2013年春から休館している。もういちど訪れてみたいと思っていただけに残念。しかし、ウェブサイトは残っている。今回、マッチのニュースで訪れてみたら、なんと、この秋には臨時開館するという。

www.kepco.co.jp

平成28年10月16日(日)、23日(日)、11月3日(木)〔文化の日〕 、11月6日(日)限定で臨時開館いたします。
※各日11時から12時30分、14時から15時30分に専門スタッフによる展示品ガイドを実施します。(申込不要)

とのこと。これは要チェックだ。

中学2年生になっている息子に、「らんぷミュージアムのこと、覚えてるか?」と聞いたら、ほとんど覚えていない。行ったことは覚えているが、展示物とかは記憶に残っていないようだ。マッチのことも覚えていない。いまの彼なら、いろいろと興味を惹かれるものがあるはず。これはぜひ、一緒に行こう。きっと楽しめる。

マッチの展示があのときのままならいいのだけれど。

 

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(追記)

11月6日に行くつもりだったのに、忙しくてすっかり忘れていた。当日は久しぶりに暇だったのにな。残念。また機会があるだろうか。